手ぶれ補正の種類
最近は10倍程度の光学ズームを搭載する機種が増えてきました。光学ズームの倍率が高いほど、被写体をアップで狙うことができますが、その代わりに「カメラ重量が重くなる」「価格が高くなる」「光学ズームを使用時に手ぶれが発生しやすい」という問題がでてきます。
そのため、最近の多くの機種には「手ぶれ補正機能」が搭載されるようになっています。手ぶれ補正の種類として、「光学式手ぶれ補正」と「高感度対応補正」、[センサーシフト式手ぶれ補正]などが存在します。
光学式手ぶれ補正
撮影者の手ぶれをセンサーで感知し、レンズに組み込んだ補正レンズや液体プリズムを動かすことで光軸を正しく補正します。
この方式では、手ぶれは補正できますが、被写体のぶれは補正できません。
高感度対応補正
カメラが光を感じる感度を上げて、暗くてもシャッターが開く時間が短くすむようにしたもので、被写体ブレと手ぶれの両方に効果がある。だが基本的に感度を上げると画質が悪化する。
電子式は画像の補正を行っているため、画質が劣化してしまい、補正処理にも時間がかかります。
センサーシフト式手ぶれ補正
撮影者の手ぶれをセンサーで感知し、イメージセンサーを移動することで光軸を正しく補正します。
レンズ交換式のデジタル一眼レフカメラの場合、補正機構をもたない従来のレンズを用いることができます。
それぞれ特徴があるため、購入を検討しているデジカメがどちらの方式を採用しているのかを確認するようにしましょう。