マクロ機能を使う

マクロ機能を使うと花や虫など小さな被写体を大きくリアルに撮影することができます。
通常は、ある特定の距離以上にレンズを被写体に近づけるとピントが合わず全体的にボケた感じになってしまうのですが、マクロ機能があればグンと近づいて小さな被写体をダイナミックに撮影することができます。
しかし、マクロは被写体を大きく写すため、撮影倍率が高くなるほど手ブレが目立ちやすくなり、特に焦点距離が長いマクロレンズではその傾向が強くなります。また、マクロ撮影では絞りを開けてピントを浅くすることが多いので、カメラの位置が少しでもズレるだけでピント位置が変わってしまいます。
手ブレやピンボケを防ぐために、マクロ撮影では三脚の使用が基本になります。
マクロ撮影はマニュアルフォーカスが良い?
良い写真を撮るには被写体に集中し、出来事に対して敏感に反応する必要があります。特に動き回る昆虫を撮影する際にはマニュアルフォーカスを使った方が良さそうです。
なぜなら「オートフォーカスだとなかなかフォーカスが合わずに時間がたってしまう」といった事があるからです。時間をかけずに鮮明な写真を撮るにはやはりマニュアルフォーカスが良さそうです。
太陽光のみではマクロ撮影に必要な明るさが足りないない場合もあります。動物が被写体の場合はフラッシュを使える状況も少ないのでレンズの回りに取り付ける「リング照明」や太陽光を利用する「反射板」を検討してみましょう。
手軽にマクロを楽しむには?
手軽にマクロ撮影を楽しめるクローズアップレンズです。
マクロレンズを購入するほどではないというなら、クローズアップレンズがお薦め。これは最短撮影距離を短くするフィルターで、手頃な値段が魅力。フィルター径が合えば、どんなレンズにも装着できます
描写力はマクロレンズに比べると劣るが、どのレンズでも使えるため、例えばマクロレンズはあまり得意ではない広角マクロなども楽しむことがができます。