広角レンズとは?

最近は広角レンズを売りにするデジカメが増えてきました。広角レンズを搭載していると、同じポジションからでも、広い範囲を撮影でき、風景写真や集合写真などで威力を発揮します。ただし、周辺部分のゆがみが大きくなるので、注意が必要です。
広角レンズの特徴
広角レンズの共通した特徴は、以下のようになり、画角が広くなるほど、広角の度合いが強く出ます。
広角の度合いが大きいほど、
  • 近くのものが大きく、遠くのものが小さく写る
  • 近くのものと遠くのものが離れているように写る
  • 室内などが、実際よりも広い空間のように写る
  • 背景として、より広い範囲が写る
  • ピントの合う範囲が広くなり、前と後ろがぼけにくい
  • 被写体に近付かないと、大きく写せない
  • 見上げたり見下げたとき、被写体がゆがんだ感じに写る
  • 中央から離れるほど、被写体のゆがんだ感じが強くなる
広角レンズを使う理由
より良い写真表現を求めるなら、各レンズの特徴を生かして撮影しましょう。
  • 後ろに下がれない時に、広い範囲を写し込みたい
  • 実際よりも遠近感を強調したい
  • 遠近感の強調を利用し、立体感を出したい
  • 実際よりも広く感じるように写したい
  • 被写体が大きく広がっている感じで写したい
  • 主役を大きく、他を小さく写して主役を強調したい
  • ゆがんだ感じを表現に利用したい
これらは、広角レンズならではの使い方です。この中の表現で一番使われるのは、「被写体が大きく広がっている感じで写したい」でしょう。大木が力強く広がっている様子は、かなりの広角レンズを使わないと写真で再現できません。